来院時の状態(初回の状況)
約1週間前より、右頸部から右第4・5指にかけてのしびれを自覚するようになったため、整形外科を受診した。頸椎X線検査を受け、C6/7の椎間狭小を指摘された。正式な診断名についてはいわれなかった。
頸部右側から上腕、4・5指にかけて痺れがあり、頸部を後屈すると症状が増強した。
来院の背景
整形外科受診後、経過がよくないため仕事に出ている。
趣味のバイクに乗りたいので当院を受診した。
検査・評価
初回評価では、頸部および肩甲帯の可動域評価、触診を行った。
頸部屈曲時に右頸部から右第4・5指にかけて痛み
後屈時には痛みの増強としびれの誘発
頸部側屈および回旋には左右差を認めました。
神経学的所見については、明らかな異常は認めなかった。
施術方針
筋緊張が強く認められる部位のトリガーポイントを中心に、
頸部、胸部、上腕から前腕、肩甲骨周囲に対して行った。
3番鍼を使用し、治療時には頸部および肩甲帯の可動域、ならびに触診による筋緊張の状態を確認しながら施術部位を選択した。
施術内容
うつ伏せ→首、肩上部、肩甲骨周り、背中
仰向け→胸部、上腕から前腕(右側)
上記に鍼治療を行う
施術経過
初回治療後、右頸部から右第4・5指にかけてのしびれは軽減した。
2回目の受診時には、右前腕外側に攣るような感覚が出現したが、その後も継続して鍼治療を行った。
5回目の施術時にはしびれはほぼ消失し、小指にわずかに残存する程度となった。
その後、治療頻度を調整しながら施術を継続した。治療頻度は、初めの1か月間は週1回、その後は2週に1回を4~5回程度行い、その後は月1回を2回行った。
13回目の施術時には、痛みおよびしびれはともに消失し、VASは初回の10から0となった。また、初回に認められた頸部後屈による痛みおよびしびれの誘発も認められなくなった。
その後も症状は落ち着き緩解傾向である。
セルフケア指導
肩甲骨周辺のストレッチ
今後の施術方針
自宅から治療院が遠いため、経過観察を行い、
身体に突っ張り感を感じた際、再受診を促している。
セルフケアを継続的に行うように指導している。