来院時の状態(初回の状況)
慢性的に両側の腰に痛みと張りを感じている状態でした。日頃からデスクワークの時間が長く、座っている時間が続くと腰のつらさが強くなり、仕事に集中しにくいことがお悩みでした。
また、仰向けで寝る姿勢でも腰に負担を感じており、休息時にも腰の違和感が気になる状態でした。慢性的な症状であったため、腰だけではなく、日常生活や姿勢の影響も考慮しながら身体全体の状態を確認しました。
来院の背景
仕事が多忙で、身体のケアに十分な時間を確保できない生活が続いていました。疲労が蓄積した結果、体調を崩して入院された経緯もあり、体調管理の一環として身体の状態を見直したいとのご相談で来院されました。
長時間のデスクワークによる同一姿勢が続く生活習慣もあり、腰への負担だけではなく、背部や股関節まわりの硬さも関係している可能性を考慮しながら施術を進めることとしました。
検査・評価
初回は姿勢の確認を行い、身体全体のバランスを評価しました。あわせて背部の筋緊張の状態を触診で確認し、腰への負担につながる要因を確認しました。
さらに、股関節の可動域を評価し、股関節の動きが腰部へ与える影響についても確認しました。
施術方針
腰部の負担を軽減することを目的として、痛みがある腰だけに着目するのではなく、背部や股関節周囲の筋緊張にもアプローチする方針としました。
鍼施術のみでは施術後に重だるさが残りやすい傾向があったため、必要な部位に鍼施術を行いながら、手技によるマッサージを組み合わせることで身体全体の筋緊張を考慮した施術を行いました。
施術内容
伏臥位
腰部と臀部に対して鍼施術を行い、筋緊張へのアプローチを実施しました。
仰臥位
股関節周囲へ鍼施術を行い、股関節の状態を確認しながら施術を進めました。
その後は全身に対して手技によるマッサージを組み合わせ、背部や四肢を含めた筋緊張を確認しながら施術を行いました。各部位の状態を確認し、その日の身体の状態に応じて施術箇所の優先順位を調整しました。
施術経過
腰だけではなく股関節の可動域や背部の筋緊張についても継続して確認し、その時々の身体の状態に合わせて鍼施術を行う部位や手技の配分を調整しました。デスクワークによる身体への負担も考慮しながら、全身のバランスを確認して施術方針を組み立てました。
セルフケア指導
ご自宅では股関節のストレッチを継続して行っていただくことをお伝えしました。
また、ウォーキングを日常生活に取り入れ、長時間同じ姿勢が続かないよう、仕事中はこまめに立ち上がって全身を伸ばす習慣を意識していただくようご案内しました。
今後の施術方針
今後も腰部と股関節の状態を継続して確認しながら施術を進める予定です。
腰部や股関節には必要に応じて部分的に鍼施術を行い、全身への手技によるマッサージを組み合わせながら筋緊張の状態を確認していきます。デスクワークによる身体への負担や生活背景も考慮し、その時々の状態に合わせて施術内容を調整していく方針です。